ループのドラムは波の音
2018年 05月 03日
時々Hiphopっぽい音楽を作ってて何かが違うと感じてた。
その理由がちょっとだけわかったかもしれない。
今日Nujabesを聞いてた。久しぶりに。
打ち込みや、録音素材をループさせたフレーズは、
・人の意思が感じられない
・細かく変化しないので、耳をすまさなくてもいい
・機械だから気遣わなくていい
・無視しても罪悪感がない
→ ファミマの入店音に近い
→ 波の音、川の音に近い
→ 香りにすぐに慣れて感じなくなるのに似てる
ハートフルじゃないけど、ストレスフルじゃない。
生の演奏フレーズは
・人の話を聞いてるみたい
・細かな演奏の変化が耳に届く
・人の演奏だからちゃんと聞こうとする
・無視したらなんか悪い。ってか入ってくるから無視できん。
→ ラーメン屋で「いらっしゃいませぇぇ!!!」に近い
→ 上空でトンビが鳴いているのに近い
→ 画面が変わり続けるテレビってなんか目が追ってしまうのに似てる。
ハートフルだけど、ストレスフル。
どちらも素敵で、どちらも代替できないけど、
打ち込みみたいに安定した生ドラムはとても気持ちいいよね。
高橋幸宏さんみたいな感じとか。
最近のEDMは作曲って感じ。
昔のヒップホップとかって本当にトラックが単調で安心して聞ける。そういうリラックス。
ゆらぎってなるとまた難しいけど。
そんなわけで最近ループするドラムの美しさに関心し始めたのです。
by komitetsu
| 2018-05-03 02:33
| 音楽